経済的自由を目指す30代貯金日記

4人家族で1馬力。家計管理に無頓着だった私が50代での退職と経済的自由を目指して貯金3000万円まで貯めた苦労やノウハウをありのまま記事にしていきます。

保険屋が入らない保険②

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前回からの続き

 

保険屋が入らない保険について

 

貯蓄型保険の次は医療保険です

 

皆さんは、自分や家族がガン、脳卒中、不慮の事故に遭うと医療費がいくら掛かるか答えれますか?

 

これを即答できない人は、もしもの時の高額な医療費が怖くて不必要な手厚い医療保険に入っている可能性があります。

 

実際、保険の営業でよく言う文句ですよね。

 

しかし、ガン保険や三大疾病保険等の医療保険は保険に詳しい人であれば殆どの人が入っていません。

 

実際、ほぼ全ての人が不要です。

 

それはなぜか…

 

高額療養費制度 があるからです。

 

国民健康保険社会保険に加入している人(国民の97%)であれば高額療養費制度を利用できます。

 

例】35歳の会社員の扶養家族(専業主婦の妻)が脳出血を患い、2か月間入院しました。

医療費の合計額は200万円です。

1か月あたりの医療費の自己負担額はいくらでしょう?

※夫の年収は370~770万円、国民健康保険加入者を想定。

 

 

 

答え 約11万円

 

支払窓口では医療費3割負担の方は1か月あたり100万円の30%である30万円を一旦は支払いますが、高額療養費制度を使うことで自己負担の限度額が約11万円となり、残りの約19万円が後で戻ってきます。

 

年収から考えて多くの人の1か月あたりの医療費支払い限度額が11万円前後になるのではないでしょうか。

2か月の入院でも自己負担合計は約22万円ですよね。

 

いやいや、でも22万円って高額だしやっぱり保険入っていた方がいいやん。って思いますよね。

 

会社員が入る健康保険で組合健保や公務員が入る共済保険などは付加給付制度もあり、医療費の自己負担はもっと下がります。付加給付制度のある健康保険だと医療費の1ヶ月間の自己負担の限度額が2万5000円程のところが多いです!

 

付加給付制度があれば医療保険はまず必要ありません。

 

ぜひご自身の健康保険に付加給付制度があるか調べてみて下さい。

 

保険とは…起こる可能性は少ないけど、起こってしまうと立ち行かなくなる事態に備える為のものです。

 

お金儲けるために保険を掛けるものではありません。

 

保険を掛けているからといって病気が治るわけでもありません。

 

保険の性質はギャンブルと同じです。

 

ギャンブルとは…金銭などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は財物を得る仕組み。

 

要はお金を集める胴元がいて、お金を掛ける人がいる。多く人は負けるが一部の勝った人が儲かる。

 

良く言えば保険は相互扶助の考え方ですが、ギャンブルと保険は本質的に同じなので必ず胴元が儲かる仕組みになっています。

 

その性質から儲かる人は一定数いますが、基本的には大多数の方が損するものです。

 

皆さんは2ヶ月で22万円の医療費を支払うことで生活が立ち行かなくなりますか?

 

入院患者の平均在院日数は29.3日です。

 

意外と短いですよね。

 

高齢化が進んでいるご時世ですが、医療の進歩や自宅療養の推進により平均在院日数は年々短くなっています。

 

大きな病気をしたとしても長期に入院するのはごく稀な時代です。

 

ですので医療保険は、2-3ヶ月の長期入院で医療費を支払う能力のない人が必要な保険です。

 

多く見積もっても50万円程貯蓄があれば十分だと思います。

 

注意として、食事代と差額ベッド代(大部屋ではなく1~4人部屋)は別途必要ですが……

 

・差額ベッド代は大部屋であれば掛かりません。

 

・食費は1食460円 1日3食で1ヵ月4万1400円になりますが

食費は入院してなくてもかかりますよね。

 

以上のことから、保険に精通している人の多くが医療保険は不要と考えています。

 

次回は子供の医療費についてお話しします♪